arayattoの雑記

日々思うことを書いています。

またも腹立たしい報道が行われてしまいましたしたね、報道って自己満足の集団だねえ。(私見)

石川県で強い地震があって、珠洲市で倒壊した住宅から女性が救出されたニュースを見た。ものすごく腹立たしい気持ちが、報道にあります。

 

報道の名の下に、正義だということにして、ヘリコプターを飛ばし、空から救出の模様を撮影するなんて、誰のためにやっているんだろう。うるさくて邪魔になるのではないか。女性がもしも声を出せる状況だったとしたらその声を聞き救助に繋げるだろうことは容易に想像できるだろう。ヘリコプターの音が邪魔で救助が遅れたのだとしたら、そのせいで、仮に救助時点で心肺停止だったのだとしたら、誰か責任を取れますか?

 

誰がこの映像を必要として、ヘリが飛ぶんですか。いつも思うのですが、第一報の時点でヘリコプターが飛んでいるのはどうしてですか。

 

いち早く報道できるから?なのかもしれないし、その情報を必要としている人もいるとは思います。実は僕もそうなのですが、というのは珠洲市に知り合いがいるので様子を知りたいというのが正直いうとある。そんな僕でさえ、ヘリで上空から救助の様子を「盗み見」するのだけは許せない、飛ぶことすら許せないのは先に書いたように「うるさくて救助の邪魔」だからです。

 

うるさい、と言えるのは、自分でも体験したからでもあります。

もう30年近く経ちますが、阪神淡路大震災で被災したからです。震源地には少し距離があったのですが、それでも震度5だっただろうか、家はメチャクチャに散らかりました。近所で倒壊した家屋があったかは覚えていませんが、救助を求める声というのはあったはずです。ところがそんなことなどお構い無しに、上空をヘリコプターが飛び回っていて、それが一日中続いた日々がどれくらいあっただろう。うるさくてたまらない。

また、数年前に地震が来て、小学生の女の子が通っていた小学校のブロック塀の下敷きになったことがありましたが、その時も確かヘリコプターが飛んでいたと思います。やっぱりうるさい。こちらの場合、ほぼ震源地でしたから悲惨だったのですが、まあほとぼりが冷めるまで、といった感じがぴったりなくらい、毎日毎日ヘリコプター攻撃でした。これって本当にヘリコプター「攻撃」ですよ。神経やられます。

(ちなみに、ブロック塀の下敷きのなった悲しい現場、実はそこを僕自身がほんの数分前に通りかかっていた!だから下敷きになった女の子とすれ違っていたかもしれないくらいの時間差で、あるいは地震発生時にそこにいたら僕が間違いなく下敷きになっていたはずだと思えてならない事故だったので、よく覚えているんです、何年前かは自信がないにしても、なのです)

 

最初に戻って、だから絶対にヘリコプターは頻発させてはいけないんです。爆音で救助の妨げになること。うるさくて神経やられること。前者が大事ですね。

 

しかし何故だろう、日本の報道機関は地震のたびにヘリ飛ばして第一報を競って報道しようと試みるのは。広島の地震の時も、熊本の地震の時もそうだった。第一報って、そんなに勝ち誇るほどのことか?爆音と爆風で、邪魔でしょうがないってどこかで聞いた記憶がある、ああ、阪神淡路大震災の時に神戸に住んでいた当事者に聞いたのか。当事者の声って報道には届かんのな。